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●私が「ミニラグビーは子供にとって良いスポーツだ」と考える理由
1.<道具による差が生まれにくい>
→ミニラグビーをする為に必要な道具は数が少ないです。試合中に使用する道具が勝敗に関係するということもありません。私にとって、このことがミニラグビーで一番魅力に感じていることです。
力が拮抗している時に、道具の差で勝敗が決まってしまうスポーツはたくさんあります。そういったスポーツって、見る分には楽しいでしょうが、プレーする子供、子供を応援する保護者の方は苦い思いをすることが多いのではないでしょうか。下記に比べて文字数は少ないですが、心底、ミニラグビー及びラグビーっていいなと思っています。プレーし続けるための環境を整える為にお金はかかりますけどね、数少ない道具で出来る団体スポーツって素晴らしいと思います。
2.<どんな子でも活躍できる>
→ミニラグビーは、チームを構成する子供達の体格や能力がバラバラなほど面白くなるスポーツだと私は感じています。足の遅い子・早い子、身体が大柄・小柄、体重が軽い・重い、力が弱い・強い…などなど。選手として試合に出場する時は、どの子も必ず役割 (ポジション)を得ます。フィールドの中で様々な体格と能力を持った子どもたちが1つのチームになってゴールを目指す時、自然に子供達が連携をして、大人が予想できない素晴らしい動きを見せてくれます。子供達が活躍する瞬間を次々に目の当たりにできるんですよ、ミニラグビーって。
よく言われることですが、ミニラグビーには、いわゆる「花形」と呼ばれるポジションがありません。集団を抜け走ってトライを決めることは、とても分かりやすくカッコイイですが、それはその子が「ボールを貰ってトライをする」という役割を担っていて、一生懸命にその役割を全うしているのです。人が密集する中で何やら動いているが、外からじゃ顔も背番号すらも見えない子も、与えられた役割を立派に果たしているのです。言ってしまえば、見る人の好みで花形ポジションが決まるのだと思います。
実際、私の息子は体重が重くて力が強いですが、足が遅いし、相手の足元に刺さるようなタックルは出来ません。そんな彼は、ボールを持った相手を捕まえて動きを止める、相手に捕まり動けない味方とボールを助ける役割を担うことが多いです。彼が初トライをするのにミニラグビーを始めてから1年2ヶ月かかりましたが、他の人に比べて時間がかかったことを彼自身全く気にしていませんし、私もトライした時はホッとはしましたが、それまで気を揉むということはありませんでした。なぜなら、ボールを持って走ってトライすることは彼に与えられた役割ではないのです。もし、トライするチャンスが巡ってきた時には、ボールを両腕で抱え込み、重たい体重を生かして相手を跳ね飛ばしながら前に前に突進するのが彼のスタイルなのです。
子供一人一人にそれぞれのプレースタイルがあり、それを大きく受け止めて楽しくプレーさせてくれることがラグビーの魅力の一つだと思いますよ。
3.<「勝ち」「負け」だけじゃない>
→ミニラグビーの試合が終われば、お互いの得点数を照らし合わせて「勝ち」「負け」が決定します。しかし、そのチームと選手たちの評価はそれだけでは決まらないと、私は考えています。上にも書きましたが、それぞれの役割(ポジション)が与えられている中で、それぞれの子供が「試合に勝つ」こと以外に「ボールを落とさない」「タックルする」など目標を持って試合に挑むのです。得点で勝ったチームであっても、「もっと出来たはず…。」と感じる選手がいると思います。逆に、試合に負けたとしても次の「勝ち」に繋がる何かを体得する選手もいるでしょう。
幼いうちは様々なポジションを経験しますが、年齢が上がるにつれて、与えられる役割が緩やかに定まってきます。そうなると、試合に勝つことと、自分の役割を果たすことの両方が重要になります。もしかしたら、試合に勝つことって、相手のミスや自然現象が原因で試合が有利に進んで…と、ラッキーが起こり得ることです。しかし、自分の役割を果たすことにラッキーは起こりません。普段の練習を積み重ねるしか方法はないでしょう。自分の役割をしっかりと理解して、努め果たす。そうすることで仲間から信頼を得て、ボールをパスしてもらえる、困った時に仲間が救けに来てくれるのです。ズバリ、「信頼関係の構築=自律と相互扶助」ですよ。本当によく言われることですが、これって、ラグビー以外のことにも共通していますよね。子が成人し、社会にでて、特に会社の構成員になった時に顕著に表れると思います。会社員ではなくとも、様々な職業や社会の構成員として、あらゆる場面で、「信頼関係の構築=自律と相互扶助」は、大いに役立ち、より良い人格形成の一助になると私は確信しています。今この時の「勝ち」「負け」だけではない、次へ次へ10年20年もっと遠くにも繋がる「何か」が得られるスポーツだと感じています。